令和元年度司法書士試験

本日は,司法書士試験の日。

受験生の皆様,お疲れさまでした。

私は,平成26年に,三度目の受験で合格しました。

当日は,試験が終わって,解答速報会へ行き,なんとなく合格を確信したので,ビックカメラに寄って,PSVitaを買いにいき,銀座ライオンでビールとフライドポテトでひとり打ち上げをしておりました。

最近は,受験者数の減少に歯止めがかかりません。

過払金バブルの終了,民間企業の採用増などの影響で,受験生がもっとも多かった時期に比べて半減し,約1万6千人となっております。

これを踏まえて,来年度からは,受験会場が現在の50か所から,15か所まで減ることになります。

愛知県のように,司法書士会員数が増加傾向にあるところもある一方で,他県では,年に1名も合格しないところもあり,後継者不足に悩まされています。

司法書士試験は,毎年,合格者数が定められ,相対評価によって合否が決まります。上から何名を合格とするため,合格最低点数が変動します。およそ,受験者数の3~4%で推移しています。

受験者数の減少幅に対して,急激に合格者数を減らしすぎないような法務省側の配慮が見られる中,下位合格者について,数年前であれば不合格であったはずの成績でも合格してしまうため,司法書士試験合格者の水準の低下を指摘する声があり,合格者向けの新人研修等の内容の見直しが必要であるとの意見も強まっております。

来年度以降,受験会場の減少や,民法改正(相続法・債権法)をふまえた試験内容の大幅な変更が予想されます。

大きな改正の後は,はじめは易しくなるのが試験の傾向ですが,このようなことをきっかけに,ドロップアウトしていく受験者が相当数いることも事実であります。

時代のニーズに即したサービスを提供していくためには,個々人のパフォーマンスをあげるだけでなく,法改正を求めるために,数の力も必要であると考えます。

先細りの業界では,次第に仕事がやりにくくなっていくばかりです。

億万長者になれる資格ではありませんが,会社勤めをしているよりは,悠々自適に稼げる仕事であると思います。

食えないとかオワコンなどと言われておりますが,資格と看板だけで食える仕事は,今の御時世,他にもありませんので,決して楽ではありませんが,司法書士という資格への信頼は,どこへ行っても抜群に評価されます。

資格に使われることなく,うまく活用すれば,さまざまな業界から期待をされているところもあり,活躍できる分野は広いです。ぜひ,多くの方に,挑戦をしていただきたい試験であります。

投稿者プロフィール

司法書士野田啓紀
司法書士野田啓紀
遺言書、家族信託、成年後見制度などを活用した相続対策、認知症対策を専門とする司法書士です。相続登記や遺産承継業務のような死亡後の相続の事務手続だけではなく、生前での相続や事業承継への対応に、適切な助言をいたします。

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