人生会議、やったほうがいいですよ

11月30日は、人生会議の日であるそうです。

なにごとも、元気なうちに話し合って、決めること。

自分の将来のこと、病気になってしまってからのこと、亡くなった後のこと。

人生100年時代と言われ、長生きすることがリスクになっています。なにもしないことで、本人や家族が不幸な思いをすることが、日常茶飯事になりつつあります。

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を人生会議と呼び方を変えて、厚生労働省が普及に努めております。

自らが希望する医療やケアを受けるために大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを、自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要であると説明されています。

この考え方は、終活とも相性がよく、組み合わせることで、本人や家族にとって安心して老後の生活を送ることができます。

終活が、老後の資金や相続、葬儀、お墓が中心になるところ、ACPでは、自分が病気になったときに、どのように処してもらいたいのかを、考えることです。

どこの病院のどの先生に頼みたいのか、延命措置は希望するのか、どのような手術はしたくないのか。

このようなことは、家族にはまったくわかりませんし、想像すらできません。

本人がしっかりと考えて、希望することが大切なのです。親の療養看護の方針が食い違ったことがきっかけで、子どもたちが不仲になるという残念なことも、めずらしくはありません。

最近では、エンディングノートを書かれる方も増えてきています。

しかし、大切にしまっておいた結果、いざというときに発見されず、思いが伝わらなかったという話を聞きます。

人生会議は、話し合って共有することに、意味があります。

相続の相談をする際にも、私どもは、家族会議をすることを推奨しています。

理由は同じです。

本人の想いをしっかりと確認し、家族で共有することで、争族になることを避けることができます。

人生会議も、意思がはっきりしているうちにしかできません。

寝たきりで意思が表明できない、認知症で判断能力が落ちてきてからでは、することができなくなります。

なんとかならない時代です。なるようにならない時代です。困るのは、残された家族です。

早めに始めましょう。

投稿者プロフィール

司法書士野田啓紀
司法書士野田啓紀
遺言書、家族信託、成年後見制度などを活用した相続対策、認知症対策を専門とする司法書士です。相続登記や遺産承継業務のような死亡後の相続の事務手続だけではなく、生前での相続や事業承継への対応に、適切な助言をいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください