雑感

サブスクリプションサービスが続々と

さまざまな業界からサブスクリプションサービスの導入が進んでおります。これは、提供する商品やサービスの数ではなく、利用期間に対して対価を支払う方式のことであると説明されます。

使いたいときに使いたいだけ。という便利なものです。これをきっかけに、ますますモノを所有することから解放されていく流れは加速するものと考えます。

利用者にとっては、支払う金額がはじめから決まっているため、ハードルが下がります。司法書士などの士業の先生に頼むときは、いくらかかるのかわからないと不安の声をよく聞くものです。

事業者側のメリットとしては、ストック型の収入ができることや、購買データが取りやすい等があります。利用者が気づかない程度に、薄く広く、料金を得ることもできるでしょう。

最初の頃は、音楽の定額配信サービスが話題となり、そのうちに、飲食店でも盛んになってまいりましたね。

いまや、大学の食堂でも定期券のような仕組みが導入されています。

彼らは遊ぶのにお金を使ってしまい、食事を抜くことにも遠慮がありませんので、健康面にも配慮してということでしょう。また、レストランやバーでは、キャバクラの同伴などでうまく使うと、お財布に優しいと教えてもらいました。

また、自動車についてもいよいよ本格的に開始されるほか、住宅についてもサブスクリプションサービスがはじまっております。

住宅のサブスクリプションは、空き家の利活用に一役買いそうです。毎月一定額の費用を支払うことで、運営会社が管理している物件に、自由に住み替えができるもので、家具やwifiなどの最低限度の設備も整えるようです。

いまや、モバイルやスマートフォンがあれば、どこでも仕事ができる時代であって、好きなときに住処を変えながら、仕事をして生きていくのもとても楽しそうですね。もはや、郊外に一戸建てを買って、満員電車や道路渋滞で疲弊するようなことが、日本むかし話になっていくような気がしております。

私ども司法書士の業務においても、サブスクリプションのような継続的な収入をあげられる仕組みができないものかと思案しております。税理士や社労士は、顧問料のような毎月一定額の収入を積み上げていくことで、年々売上を拡大していくことが目指せます。

司法書士は、単発の仕事を拾い上げていくことが多く、継続的な成長を予測しにくいところが問題です。しかも、労働集約型産業で、レバレッジがほとんど効かないため、効率の悪い商売です。

あ、成年後見ですか。残念ながら、あれほど個人的な熱意に支えられている仕事もないと思います。

仕事としてする以上、相応の対価がいただけないものは、継続できません。家族に払う金がないと言っておけば、気のいい専門家がタダ同然で親の面倒を見てくれるのだから、サブスクどころか、このままではなり手不足で、破綻すると思います。

SlackやChatworkを使って相談を受ければ、どこにいても対応はできます。定型的な質問であれば、botを使って回答することもできます。ウェブ予約システムを改良して、24時間予約を受けられるようにすれば、営業時間外のお客様を取りこぼすこともありません。

そのまま、ウェブ会議システムを利用して、遠隔で相談を受ければ、来所の手間が省けて、お客様の満足も高いものになるでしょう。私どもも、一日あたり、より多くのお客様に対応することができます。

このように考えると、そもそも、事務所も必要ないな。となるものです。時代に合わせた、働き方改革です。

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司法書士 野田啓紀
司法書士 野田啓紀
名古屋で相続、認知症対策専門の司法書士事務所を経営しています。人生100年時代を豊かに過ごせるように、老いの不安を解消し、想いに寄り添うコンサルティングに強みがあります。 遺言書、民事信託、成年後見制度などを組み合わせた相続、認知症対策のご提案をいたします。 当事務所では、相続登記や預貯金の解約のような死後の事務手続だけではなく、生前の相続、認知症、事業承継への対応に、適切な助言をいたしております。